初任者(新規採用)なのに教師を辞めてもいいの?

初任者なのに、教師を辞めたい

教師という仕事に悩んでいる人の中には初任者(新規採用)もいるでしょう。

  • 初任者なのに教師を辞めたいなんて、言ってもいいのかな?
  • 新規採用が辞めると、どんなデメリットがあるんだろう

このような悩みを持つ人のために、辞めたときのメリット・デメリット初任者(新採)を辞めても成功するパターンについて、高校教師歴10年以上の松梅タケが紹介します。

教師を辞めることはデメリットばかりではありません。もし仕事がツラいなと感じる人は参考にしてください。

新任者でも新規採用でも、本当にツラいときは辞めてもいいんです。

参考:教師を辞めてよかったこと5つ!【校種・年齢まとめて解決】

初任者(新採)が辞めるとこんなメリットとデメリットがある

初任者でも教師を辞めたら得られるメリットとデメリット

採用されたばかりの仕事を辞めるというとイメージが悪くデメリットばかりのような気がするという人が多いのではないでしょうか。

実際、初任者(新採)が辞めるとどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

メリット

メリットはストレスが大幅に軽減すること

  • 精神的なストレスから解放される
  • 自由になる時間が増える
  • ほかの業界へ転職がしやすい
  • 結婚してからの転職よりも気楽

一番のメリットは、精神的なストレスや不安から解放されることです。教職は休日出勤や労働時間も長いので、転職後は自由になる時間も増えます。

転職活動も、30代や40代になってからの再出発よりも、20代という若さで転職をするほうが確実に楽です。仕事が決まった後も、年齢があまり変わらない同僚が多く、新しいスタートを切るのに心強いでしょう。

女性困り顔
退職金も気になるところ…。
退職金って自己都合の場合、10年から15年くらい勤めないとまとまった金額にならないことも多いです。それだったら次の職場で長く勤めて退職金に期待したほうがいいかも。

参考:教師の退職金について

 

デメリット

初任者なのに教師を辞めても大丈夫?

  • 短期間での転職は、採用側も不安を感じる
  • 両親や家族の反対に合う可能性
  • 年収がさがるかもしれない不安

教師を新任者で辞める場合は、上記のようなデメリットがあります。

しかし、いまはセカンドキャリアとして転職する人も多いですし、企業も新卒でなくても、可能性を感じる人材であれば積極的に採用する時代です。

短期間での転職は採用側も不安を感じることもありますが、1度くらいなら全然問題なしです。

年収に関しては、本業以外に副業を組み合わせて年収をアップさせることもできます。実際、私は教師時代よりも自由な時間を手に入れつつ年収アップも叶えています!

参考:【教師の辞め方】必要な準備と辞めるまでの流れを「4つのポイント」で解説!

 

コレがあれば大丈夫!初任者(新採)を辞めても成功するパターン

新採で教師を辞めても成功するためのポイント

初任者(新採)で仕事を辞めるというのは勇気のいることですよね。

しかし、新任者だからといって辞められないとか、転職に不利というわけではありません。成功するパターンはたくさんあります。

成功パターンを知っていれば、上手に転職しさらなる成功を得られるでしょう。

ここでは、転職を考えているなら知っていてほしい成功パターンを3つ紹介します。

資格を取って計画的に転職

教職を続けながら、資格を取って計画的に転職するパターンがあります。

  • TOEIC(730点以上)
  • 公認会計士
  • 司法書士試験
  • 行政書士試験
  • 宅地建物取引士
  • 社会保険労務士

合格率も低く難易度が高い資格が多いですが、持っていればかなり有利に転職できる資格ばかりです。すぐに取得できるような資格ではありませんが、教職についている今なら計画的に勉強を進められるはずです。

 

教師をしている人たちは、コツコツ勉強することを苦だと思わず努力できる人が多いです。「元教師」という肩書きと資格があれば、例え新任者で教職を辞めていてもプラスの評価をもらえるでしょう。

資格があれば、安定した収入が見込める職業に就きやすくなるのでおすすめです。

参考:教師のスキルアップや日々の業務に活かせて、転職にも役立つ資格6選

 

専門を活かせる業界に転職

教師を辞めて全く新しい業界に転職するのもいいですが「元英語教師」「元物理教師」という肩書きを活かせる仕事に就くと新任者を辞めても成功することが多いです。

例えば、教えるというスキルは、他の職場でも活かせる能力です。

塾講師や自動車教習所の講師などは、教師経験がプラスの評価になります。英語教師から英会話スクール講師なども同じです。教育業界への転職を考える人も多いでしょう。

参考:教員免許が有利に働く転職先はあるのか?

 

ほかにも、指導力を活かしたインストラクターなども向いています。

大学のときに専門で勉強していた分野に進むのも1つです。専門知識を活かすという意味では、電気工学からカーディーラーなどもいいかもしれません。

人前で話すことが得意であれば、それを活かして営業職への転職もありです。

教師から塾講師への転職はやっぱり多いかな。部活動のサポートや保護者対応が減るから楽になるしね。

参考:【職種別】教師からの転職にオススメの職業まとめ

 

ポテンシャル採用を狙う

新任者での転職は、30代・40代の転職とは違い、ポテンシャル採用を狙えます。

ポテンシャル採用とは、20代前半の求職者を中心にやる気や性格、熱意を評価して採用を判断します。この場合、資格や経験は不問です。

キャリア採用と違って、未経験の業界でも、研修などや手厚いサポートを受けながら仕事を覚えていける採用枠です。

ポテンシャル採用を狙う場合、早めの転職が成功するための大きなポイントになります。「他にやりたいことが見つかった」「教師は自分には向いていない」と思ったら、なんとなく教職を続けるのではなく、スパッと辞める決断をすることも大切です。

20代の転職はこちらの記事が参考になります。

参考:20代教師におすすめの転職サービス3選!辞めようか悩んでいるあなたへ

 

まとめ

初任者なのに、教師を辞めたい

初任者(新規採用)でも教師を辞めることに問題はありません。

しかし、初任者が仕事を辞めることにはメリットとデメリットがあります。

仕事を辞めることは悪いことばかりではありません。自分の気持ちを犠牲にして、つらい思いを抱えながら仕事を続けるよりもメリットが多いはずです。

 

もし辞めると決意した場合「とりあえず辞めちゃう」のではなく、仕事を辞めても成功する人のパターンを参考にして、計画的に転職をすることをおすすめします。

資格を取って別の業界に飛び込むのか、専門を活かせる業界に転職するのか、ポテンシャル採用を狙うのか、一度ゆっくり考えてみましょう。

 

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転職はリスクがあっても、転職活動自体はノーリスクです。安心してください。