教師であっても、全員が自信を持って教壇に立っているわけではありません。
- 自信を持って授業ができない
- 自分は教師に向いていないかもしれない
- 教師なのに失敗が多くて、辞めたいと思っている
このような思いで、毎日の授業も自信を持って行うことができず、教師としての仕事がしんどいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- 自信が持てない人の特徴
- 教師が自信を持つために必要なこと
- 教師として自信を持てるようになると起こる変化
など、教師が自分に自信が持てなくなったときに知っておきたいことや、自信を持つことで起こる変化までを高校教師歴10年以上の松梅タケがわかりやすく解説します。
動画でもわかりやすく解説しています。
目次
自信が持てない人の特徴とは?
自信が持てない人には「自己肯定感やセルフイメージが低い」という特徴があります。
教師という立場であっても、そうでなくても同じです。
自己肯定感やセルフイメージが低いと、自分のことを


と思ってしまうことがあります。
これでは自分に自信が持てずに、堂々とふるまうことができません。
自己肯定感が低く、自信が持てない理由を知ろう
自分に自信が持てない人は、自分のすべてにおいて自信がないわけではありません。
自分の中の一定の何かについて、少し自信が持てないだけなのです。
自信が持てない理由は主にこちらです。
- 期待が大きすぎる
- スキルが不足している
- 経験が不足している
- 自分に対する評価が厳しすぎる
- 失敗を過度に恐れる
一つひとつ詳しく見てみましょう。
期待が大きすぎる
ある一定の物事に対して期待が大きすぎると、たとえ小さな失敗でも自分を責めてしまい自信が持てなくなってしまいます。
「もっと出来たはずなのに」「こんなはずではなかったのに」と落ち込んでしまうのです。
スキルが不足している
スキルが不足していると、自信が持てないのは当然です。
たとえば、一度も英語の勉強をしたことのない人が、いきなり子どもたちに英語を教える機会を与えられても自信を持って教えることはできません。
経験が不足している
一定の物事について経験が少なすぎたり、全く経験したことがなかったりする場合も自信が持てません。
たとえば、どんなに素晴らしいピアニストだったとしても大勢の観客の前で一度も演奏したことがなければ、最初の何回かは自信を持ってステージに立つことは不可能です。
初めて作る書類や、自分一人では責任を追えない状況のものほど、自信は持ちにくくなりますよね。
自分に対する評価が厳しすぎる
自己評価が厳しすぎると自分に自信が持てません。
- 自分は人に説明するのが下手すぎる
- 自分の声はかすれていて小さい
- 字が人より汚い
など、普段から自分への評価が厳しすぎる人です。
客観的に見ると、魅力的な声で字も気にするほど汚いわけではないかもしれません。
失敗を過度に恐れる
失敗を過度に恐れることで自信が持てなくなります。
「失敗したらどうしよう」という思いは、皆が持っている感情です。失敗することで悪い事態がおこることが怖いからです。
ただ、その怖さに囚われすぎると本来必要な自信までなくなってしまいます。
自信を持つために必要なこと3選
自信を持つために必要なことを3つご紹介します。
- セルフイメージをととのえる
- 自己肯定感を高める
- スキルと経験を身につける
詳しく見ていきましょう。
セルフイメージをととのえる
セルフイメージとは、自分自身が抱いている自分に対するイメージのことです。
自分に自信を持つためには、自己否定の意識を取り除いてセルフイメージをととのえる必要があります。
自分自身に「すぐ緊張する」「いつも失敗ばかり」などネガティブなイメージを植えつけるのではなく、自分に対する思い込みを良い方に変えていくことが大切です。
今まで成功してきたことや、楽しかった経験を思い出して今後のイメージトレーニングをして「やればできるはず」という感情を作っていきましょう。
自己肯定感を高める
自信を持つには自己肯定感を高めることが効果的です。
自己肯定感とは、自分自身の価値や自分が存在していることの意義を肯定できる感情をいいます。
あるがままの自分を受け入れることが大事です。
- 自分には至らないところや欠点がある
- 頑張れないところや努力できないことがある
- 教師としてもっとできるはずなのに、結果が残せない
このような「ダメな自分」を責めるのではなく、それも自分なのだと「あるがままの自分」を受け入れることが自己肯定感を高めるポイントになります。
「完璧な人間」になろうとするのではなく、ありのままの自分を受け入れて自分自身にやさしさと思いやりを持ちましょう。
スキルと経験を身につける
何かに対してスキルをすでに持っている人、豊富な経験がある人はその物事に対して自信を持って対応できます。
たとえば、看護師として長年経験を積んできた方は、突然目の前で人が倒れたとき、自信を持って応急処置ができるでしょう。
また、英検1級の資格を持っている人は、いきなり町で外国の方に英語で道を聞かれたとしても、自信を持って答えることができます。
教師でも同じことが言えます。海千山千の保護者や生徒たちの対応を行ってきたベテラン教師や、部活動指導・教科指導に長らく身を置いた教師は少々のことがあっても動じません。
とはいえ

と感じる教師がほとんどでしょう。
そんな時にオススメなのが、資格を取得することです。
次のキャリアアップを考えたときにも、役立つ資格を取得することは自信を持つための一つの手段です。
教育現場でもすぐに役立つ資格たちは以下のようなものがあります。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 実用ボールペン字講座
- 食育メニュープランナー
- 実用英語検定試験
- TOEIC、TOEFL
- 心理カウンセラー
また最近では「学校でも金融教育を!」という流れが強いので
- 簿記
- ファイナンシャルプランナー
なんてのも、いいかもしれません。
資格の取得は自信につながります。
また、資格を取ることで教師としても転職先でもキャリアアップを目指せるでしょう。
自信を持てるようになると起こる変化とは
自信を持てるようになると、次のような変化があります。
- 仕事に対するモチベーションがあがる
- さまざまな物事に意欲的に取り組める
- 人としての魅力が増す
自信を持って行動や発言をする人は魅力的で、生徒からも保護者からも信頼されるようになります。
何よりも自己肯定感が高くなり、普段からパフォーマンスを最大限に発揮できるでしょう。
まとめ|スキルを身につけて教師としての自信をつけよう
教師が自分に自信を持つためには、スキルや経験を身につけることが効果的です。
スキルを身につけるためにオススメの資格は、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や英語関係の資格、食育関係の資格などです。
この記事では、自信が持てない人の特徴や自信が持てない理由、自信を持つために必要なこと、自信を持てば起こる変化までを解説しました。
自信を持つことで、教師としての仕事はもちろん、将来転職をしたときでも何事にも意欲的に取り組めます。
資格を取ったり経験を積んだりしながら必要なスキルを身につけて、自信をつけていきましょう。