ビジネス感覚を身につけたい教師がまず読むべき本3冊

教師が今すぐ読みたいビジネス系必読書

教師から転職したいけど

女性困り顔
他の分野は未経験で、何から勉強すればいいのだろう。

こんな不安を抱える方は多いかと思います。

実際に転職した場合につまづかないためにも、教師も「ビジネス感覚」は身につけておきたいものです。

この記事では

  • 教師と企業で働くことの違い
  • 教師から企業で働くために必要なこと
  • ビジネス感覚を身につけたい教師がまず読むべき本3冊

を紹介します。

転職後だけでなく転職面接でも活用できる知識です。事前に知識を持っておくことをオススメします。

本を読む時間すら惜しい教師には、こちらの記事がおすすめです。

参考:【教師のアップデート術】読書時間が取れない…と嘆く教師にオススメしたい、オーディオブック

 

教師と企業で働くことの違いとは

教師の働き方って、やっぱり民間と違うの?

教師と企業で働くことの違いは何でしょうか。大きな違いとしては

  • 組織で働く
  • 企業は利益を求めている

以上が挙げられます。

 

組織で働く

一つ目の大きな違いは「組織で働くか否か」です。

教師は学校の中では組織で働いていますが、主に1人で授業を担当することが多く、個人で働くことが多い職業と言えます。

だからこそ一人親方のような働き方で、簡単に休みを取ることも難しいですね。

参考:教員不足の現状で、教師を続けるべきか否か

 

一方で企業で働くことは、組織の人とチームで働くことが多く、組織で一つの業務に取り組んでいくこととなります

個人で働くことが多い教師から転職する場合には、「組織で働くことはどういうことなのか?」「その中で自分は何をするべきなのか?」を知っておくことが必要です。

企業は利益を求めている

教師の給料はどこから出ているのでしょうか。

公立の小学校、中学校、高校の場合には主に都道府県や国の財源で教師に給料を払っています。

 

一方で、企業というのは基本的に企業が得た利益の中から、働く人たちに給料を支払っています。

そのために企業が働く人たちに求めることは「利益を挙げられるか否か」ということです。

教師として働いている人は、まずは求められているものが違うことを念頭に置くことが必要でしょう。

 

教師でもビジネスセンス身につけたい

教育活動でも転職活動でも、ビジネスセンスは役立つ

教師が民間企業とズレているポイントとは?」でもまとめていますが、教師は学生時代も社会人になっても「学校」という組織の中には属していますが、複数人で一つのプロジェクトの立ち上げに携わったり、営業や予算という概念も乏しいです。

そこで教師と企業で働くことの違いを埋めるために、今回は主に3つのことが学べる書籍を紹介します。

  • 新しいことをどのように学んでいくか
  • 組織で働くために何が必要か
  • 組織が利益を上げるために何をしているか

教師から企業に転職した場合に大きな違いは前述した事項となりますが、それ以外にも転職するとたくさん違いが出てくるとかと思います。

その際に、働きながら限られた時間で「新しいことをどのように学んでいくか

そして前述した違いを埋めるために、「組織で働くために何が必要か」「組織が利益を上げるために何をしているか」を学べる本を紹介していきます。

「新しいことをどのように学んでいくか」は普段から勉強をしている生徒にも応用できる部分があるかと思います。

また、生徒の中にも就職など企業で働くことを志望する人もいるかと思います。

その際に

男性普通顔
企業で働いたことがないから何も分からない。

というのは頼りないですよね。

わからないと言えるのはまだ良い方で、多くの先生は雰囲気で曖昧なことを答えると思います。

工業高校に赴任することもあるでしょうから、転職のみならず「就職を控えた生徒たち」の指導のための参考書として、また「転職はまだ先かな」という方にも読んでおいて損はない内容かと思いますのでチェックしてみてください。

ビジネス感覚を身につけたい教師がまず読むべき本

教師にもおすすめのビジネス書3冊

オススメ書籍①:ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法

この本で学べたことは「新しいことをどのように学んでいくか」です。

本の著者は、医師として勤務しながらハーバードに留学してMBAを取得しています。

MBAとは?
経営学の大学院修士課程を修了すると授与される経営学修士号のこと。

 

医師として勤務している時間のない中で、新しい物事を学んだ方法が書かれています。

教師から転職した直後には慣れないことや分からないことも多く、仕事に予想以上に時間がかかってしまうものです。

ただ、その中でも早く企業に貢献するためには新しい物事を学んでいかなければなりません。

この本では効率よく勉強をするための具体的な方法が書かれています。

  • 目標設定の行い方
  • 時間管理の方法
  • 結果を出した人の勉強のテクニック

など。

働いてみて「分からないことが多くて何から手を付けていいか分からない」となってしまう場合もありますが、具体的な方法が書かれているため、着実に学んでいくことが可能です。

「受験を控えた生徒」にも活用できる部分が多いオススメの書籍です。

資格取得の勉強にも活かせました。

 

オススメ書籍②:コンサル一年目が学ぶこと

この本で学べたことは「組織で働くために何が必要か」です。

この本の売上は執筆時点で18万部を突破しており、ビジネスマン1年生のための教科書的な本になっています。

男性普通顔
コンサルティングファームへの転職は考えてないよ。

という方にも、社会人として一度は読んでおきたいオススメの本です。

 

コンサルタントとは日本後に直訳すると「相談する」となりますが、ビジネス的な使われ方としては「知識を提供し対価を得る」という意味があります。

ビジネス的な意味でいうと、知識を生徒に提供している教師もコンサルということとなります。

どの職業にもコンサルの要素は含まれており、どの職業にも通じる物事が書かれています。

実際に、この本の最初にはこのように書かれています

「職業を問わず、業界を問わず、15年後にも役立つ普遍的なスキルを社会人1年目で学んだ時の基礎的なスキルから理解できるようになる。」

 

どのような企業で働くためにも必要なスキルが記載されています。どの内容も具体的に書かれており

  • 上司との付き合い方
  • 報連相のやり方
  • ミーティングの進め方

など、「組織で働くこと」にもフォーカスされた内容も多く存在します。

それ以外にも

  • パワーポイントの作成方法
  • プロジェクト管理ツールの作り方
  • ロジカルシンキングの活用

など、一般的な企業では割と当たり前とされている方法やツールなども紹介されています。

教師だとあまり馴染みがないものが紹介されていますので、見聞を広げる意味でも良い本でした。

 

オススメ書籍③:世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

この本で学べたことは「組織が利益を上げるために、人は何をしているか」です。

組織で働く一員として、組織がどのように利益を上げているかは知っておく必要があるかと思います。

そうでなければ組織の方向性と自分のしていることが一致せず、その組織とマッチしていないということになってしまうからです。

 

この本は組織の経営を学ぶ上で必読である本を50冊をまとめた本となります。

今まで紹介した本よりは少し難しい単語も出てくるかと思いますが、ビジネスではよく使用される言葉も多いです。

転職後にいきなりビジネス用語が出てきて「何を言っているんだろう」とならないためにも事前に、この本を読みながら用語の勉強をしておくのもオススメします。

ビジネス用語に馴染みがない人は、こちらの記事が参考になります。

参考:転職エージェントとの面談でつまづいた体験

 

この本で重視されていることは以下の3点です。

  • 仕事で活かせるかどうか
  • 分かりやすさ
  • 単純に書籍としての面白さ
経営学の書籍ってとっつきにくいイメージがあるので、こうやって簡単にラベルを作ってくれると助かりますよね。

 

また様々な本が紹介されているため、「どの本から勉強していいか分からない」という方は最初にこの本を読んで、気になった本から読み始めるという「取扱説明書」的な使い方もオススメです。

 

ビジネス感覚を身につけたい教師がまず読むべき本3冊、まとめ

教師が今すぐ読みたいビジネス系必読書

教師はよく世間とズレていると言われていますが、教師の仕事を離れてみてつくづく

教師の働き方って特殊だったな。

と感じることが多いです。

  • 教師と企業で働くことは別物
  • 組織で働くために必要な知識を身につける
  • 企業が利益を上げるために必要な知識を身につける

以上の内容は、教師を続けていても生徒たちに還元できる内容です。生徒たちの多くは民間企業に就職していきますからね。

 

今まで企業で働いたことがない人は「自分で大丈夫かな」と不安になってしまうものです。適切な知識を身につけることができれば、生徒指導に役立つことはもちろん、自分自身が転職したときにでもきっと「転職してよかった」と思えるはずです。

是非、今回紹介した本を読んでみてください。