「教師から転職したい。まずは転職エージェントに登録しよう。」と思っている方へ。
登録後はじめに行われる転職エージェントとの面談でつまづいた人も意外に多いと聞きます。
実際に私も、転職エージェントとの面談でつまづいたことがあります。
その体験をもとに、この記事では
- 転職エージェントとは何か
- 私が実際に転職エージェントの面談でつまづいた体験談
- 転職エージェントの面談に向けてやるべきこと
を紹介し、転職エージェントの活用方法を紹介します。
私のような経験をすることなく、転職エージェントをうまく活用し、教師からの転職への第一歩を無事踏み出せるようにしてもらえると幸いです。
目次
転職エージェントとの面談とは
はじめに転職エージェントについて、簡単に説明します。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので、しっかりと把握したい方はこちらの記事を参考にしてください。
転職エージェントとは、転職を検討している利用者と求人を募集している企業をマッチングさせて転職支援をするサービスです。
一般的には転職したい企業や業界ごとに、利用者に対して一人のアドバイザーがつき転職のサポートをしてくれます。
一般的なサービス内容としては
- 業界動向の紹介
- 利用者に合った求人の紹介
- 企業で実際に聞かれた質問の紹介
- 模擬面接の実施
など、多岐にわたります。
転職エージェントに登録後、はじめに行われるのがアドバイザーとの面談です。
利用者に合った求人を紹介するために
- 今後行きたい業界
- 所有しているスキルや資格
- 経歴
これらの情報を共有する場がアドバイザーとの面談です。
面談を通して、利用者の行きたい業界の中から利用者のスキル・経験で転職できる可能性が高い企業を紹介してくれます。
転職エージェントとの面談の体験談
いきなりですが、転職エージェントとの面談において、実際に私が言われた言葉を紹介します。


とはいえ、
- 何が出来る人なのか?
- そのスキルは求められているのか?
- 若くない
- 高年収を期待しているのか?
この趣旨のフィードバックは、本当に私の心に刺さりました。
もちろん転職エージェントは利用者を追い詰めようとしているわけではなく、利用者に最良の転職先を紹介したいと思っています。
一方で
- 教師から転職したいけど自分が何をしたいのかが分からない
- 教師培ったスキルを整理できていない
- 教師で培った経験を具体的に伝えられない
このような場合には転職エージェントも何を紹介していいのか分からず

などと言われてしまう可能性もあります。
「自分のやりたいこと」や「経験・スキル」は転職エージェントとの面談前に、しっかりと整理しておくことが大切だと痛感しました。
この辺りは授業と同じで、段取り八分。
いかに事前の準備ができているかで、結果が変わってくると思います。
参考:【ダメな例】教師からの転職で失敗する人のパターン5選について
転職エージェントとの面談までにやっておくべきこと
私自身の経験を踏まえ、転職エージェントとの面談までにやっておいた方が良いなと思ったことがいくつかあります。
順に説明していきます。
やりたいことの整理
いわゆるどんなキャリアを築いてきて、これからどんなキャリアを積み上げていきたいかという内容です。
やりたいことの整理が難しい場合には、「好き・嫌い」や「得意・不得意」から自己分析をしてみるといいでしょう。
参考:未経験でも大丈夫!教師から企業へ転職するために必要な5つのステップ
例えば「好き・嫌い」で言えば
- 色々な人と関わることが好き
- チームで働くことよりも、一人で黙々と仕事をすることが好き
- スポーツが好き
この人の場合は、スポーツメーカーの営業などが向いているかもしれませんね。
他にも「得意・不得意」でいえば
- 英語を教えていたので英語が得意
- 分かりやすく物事を教えることが得意
- パソコンは書類を書く程度でしか使ったことがないので、どちらかというと不得意
この場合には、通訳が向いているかもしれません。
あくまでもこれは一例ですが、「好き・嫌い」や「得意・不得意」から自己分析をすることで「何がやりたいか」が見つかる場合もあります。
成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、 決して弱みからは生まれない。
引用 苦しかった時の話をしようかー森岡毅
一方で「好き・嫌い」や「得意・不得意」は分析してみたけど「何がやりたいか」までは分からない場合もあるかと思います。
その場合には、転職エージェントに自分の「好き・嫌い」や「得意・不得意」を伝えて一緒に何をやりたいかを考えていくことも良いかと思います。
転職エージェントは味方であり相談にも乗ってくれるため、うまく活用をしていきましょう。
スキル・経歴の整理
スキル・経歴を伝えると言っても、教師は民間経験もなければ転職も初めて。
当然、転職エージェントの利用も初めてですよね。

そんな方もいると思います。
私も実際に転職エージェントに自分のスキルがうまく伝えられず、先ほど挙げた「レアリティが高くても、そのスキル等を民間から求められていない」と厳しい言葉を言われたのかな、と痛感しています。
確かに教師という職業は特殊な職業であり、スキル・経歴の伝え方によっては、そのような言葉を言われてしまう可能性もあります。
そのため、自分が教師として培ってきたスキル・経歴の中から転職に役立つものを整理できると良いでしょう。
参考: 教師・教員からの転職を成功させるために必要な、職務経歴書の書き方
転職のために覚えておきたい言葉
最後に、転職エージェントとの面談が初めての方に向けて転職用語として、最低限覚えておきたい言葉を紹介します。
- 自社案件:自社のサービス、商品の開発など自社の業務に対して従事すること
(対義語:クライアントワーク) - キャリアプラン:5年後、10年度など中長期的な自分の仕事における計画
- 成果主義:仕事における成果に対して報酬や役職を決めること
(対義語:年功主義) - ゼネラリスト:複数の分野に渡って、広く浅く知識を持つ人
(対義語:スペシャリスト)
他にもたくさんありますが、ここで紹介した用語は初歩の初歩となっております。
分からない単語があった場合には他の用語も事前に確認しておくことで、転職エージェントとの面談が円滑に進むでしょう。
参考:ビジネス感覚を身につけたい教師がまず読むべき本3冊
転職エージェントとの面談でつまづいた体験、まとめ
民間経験もなく転職経験もない教師にとって、転職活動も高いハードルのように感じます。
そのため、準備不足だと全てがうまくいかないことが多いです。
- 転職エージェントとは、利用者と企業のマッチングを図るサービスである。
- 転職エージェントとの面談前には、自己分析を行いやりたいことを整理する。
- 転職エージェントとの面談前には、自分のスキル・経験の具体化を実施する。
以上のことは、転職エージェントとの面談までに、必ず理解・実施しておきましょう。
一方で、自分のスキルや経歴から「どれが転職に向けて役に立つのか」を判断することは難しいです。
なので、私はなるべく多くの経歴・スキルを転職エージェントへ具体的に伝えられるように整理しておくことが大切だと思います。
どの経歴・スキルが転職に向けて役に立つのかということを自分で判断するよりも、転職エージェントに相談して一緒に考えていく方が効率的だからです。
転職エージェントは転職においてプロであり、伝えたスキル・経験の中から「このスキルがあるなら、この業界に向いている」「この経歴を企業との面接で伝えられれば合格の可能性が上がる」などを、理解してくれます。
そのためにも最低限、転職エージェントの面談に向けて自分の持っているスキルや経歴を具体的に話せるように整理をしておき、転職エージェントと一緒に考えられる材料を準備しておくことが大切です。
転職エージェントは転職したい方の強い味方です。転職エージェントをうまく活用をして転職成功を目指しましょう。