教師を辞める理由はひとそれぞれ。
この記事を読んでいるあなたにも、あなたなりの悩みがあるでしょう。

そんな不安を抱えているあなたに向けて、実際に転職をした先生に話を聞いて、その方の体験談をお伝えしようと思います。
目次
教師は安定している、その理由だけで10年以上働いたAさん


先生になった理由は…。恥ずかしいんですが「安定」していたからです。
34歳の時に、教師からの転職を意識されたというAさん。
平成18年に大学を出られて、12年間教師を続けてきたとのことでした。
平成18年当時、日本は就職難の真っ最中。
私も同年代なので、すごいよくわかります。

民間に就職した友人はボーナスなんてろくにもらえないと言っていた時代です。
不景気では羨望の眼差し、好景気では哀れみの的となりかねないのが、教師の給料ですね。



安定しているから、という(どちらかというと)消去法に近いかたちで教師の道を選んだAさん。
仕事に慣れ、責任あるポジションを任されるようになってきたからこそ、本当に自分がしたい仕事ってなんだろう…と考えたそうです。
そしてAさんは、教師として働きながら転職活動を始めます。
空求人が多く、30代という年齢も教師の転職で大きな障壁に。
12年もの間、安定しているからという理由だけで教師を続けてきたAさん。
転職はスムーズだったのでしょうか?

大学を卒業してすぐ教師になった場合、民間経験がありません。
確かに、不安になります。


確かに教師は民間とズレている部分も多いため、知識を補うのは大事なことです。
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でもあえていうと、それは回り道…というか転職をするための最短の道ではないように思います。
とはいえ、Aさんは無事転職に成功されています。
本を読んだ以外にも、何か転職活動で取り組んだことがないか伺いました。


最近ではハローワークの指導も厳しくなったので無いと思いますが、当時はあったのかもしれませんね。


やはり20代でないとスムーズに転職先を探せないのでは? と感じました。
転職サービスによっては20代に手厚い転職サービスがあります。
転職サイト大手のリクルートが運営する、20代の転職者に向けてサポートしてくれる転職サイトです。
独自のネットワークを駆使して、基準をクリアした企業のみの案件を取り扱っています。
経験豊富なアドバイザーと面談を通して、丁寧にサポートしてくれます。
20代なら積極的に利用した方が良いですが、35歳になろうとしているAさんだと、苦労するのかもしれませんね。

民間で働いていたとしても、おいそれと踏み切ることが難しい転職。教師ならばなおさら教師から転職して、うまくやっていけるのだろうか?と、不安になりますよね。 そんなあなたのた[…]
転職サービスに登録をし、魅力的な仕事に出会った
Aさんの場合、時系列を整理すると
- 転職を決意
- ビジネス書を読む
- 転職サービスを利用する(30代という年齢で、思うように進まない)
- 職安に行く(空求人が多かった)
- 別の転職サービスを利用する
という流れをとっています。

転職サイトの利用において、複数登録というのは常套手段です。
そして2度目の転職サービス利用時に、魅力的な職場があったんだとか。

やはり、教師からの転職は塾講師で落ち着きやすいですね。
潰しがきかないと言われている教師からの転職ですが、塾講師なら今までの経験を生かしやすいそうです。
教師からの転職で、自営業や独立開業(以下、起業)を考える人も多いと思います。リーダーシップ発揮して働こうとすると、どうしても誰かの下に付くのは難しいですからね。 ただし、おいそれと始めら[…]


教師時代は朝早くから夜遅くまで働いていたので、むしろ勤務時間は減ったそうです。
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教師からの転職に成功したAさんのポイント、まとめ
Aさんの話を聞いて、いろいろとわかったことがあります。
- 安定しているという理由だけでは、教師の仕事は長く続けられない。
- 転職サービスは、複数利用すると情報の幅が広がって、魅力的な転職先が見つかる可能性が高くなる。
- 仕事に疑問を感じたら、行動することが大事。
一つの方法が無理でもそこであきらめず、情報収集を怠らずに行動すれば、活路は見いだせるのかもしれません。
転職サービスを複数利用するってのは、私もおススメですね。
実際に当時の私が利用したのがこちらの2つ。
業界大手のリクルートが運営する転職エージェント。
私が転職を決意した際に、登録したサイトです。
10万件以上の非公開求人を扱っているので、気になる求人や興味が湧く求人は必ずあります。
「いつかは教師を辞めたい」と考えているくらいの時点で、転職活動の様子を知りたい時に利用すると良いと思います。
CMでもお馴染みのハイクラス転職サイト。
平均年収650万円の教師を辞めて新たな道に挑戦するなら、「高収入」は譲れないポイントですよね。
教師からの転職として安心なところは「教育・官公庁」など、公的機関にも関係する求人があること。
年収が下がるという転職の常識を打ち破ってくれるのも、教師からの転職として非常に魅力的です。
何はともあれ、安定という理由だけで教師を続けてきたAさんが、転職に挑戦して成功できたのはよかったです。

最後にAさんは
と、おっしゃっていました。
仕事に対していろんな考え方があっていいと思いますが、どうせ働くならやりがいを持って働きたいですよね。
あなたもぜひ、今の仕事をなぜ選んだのか? 本当にそれでよかったのか?
これを考えてみてはどうでしょうか?