教師は服装が自由な職場ですから、転職面接の直前になって

と悩むことがあります。
この記事では、教師から転職するなら押さえておくべき服装のポイントについて、高校教師歴10年以上経験して実際に転職をおこなった松梅タケが話していきます。
その他、面接にまつわる記事はこちら。
参考:面接対策や転職にも役に立つ!ベストな教師の自己紹介とは?
参考:転職活動中の教師が知っておくべき役員面接の対策とは?
目次
ベーシックなスーツで、転職面接を受けよう
服飾関係の企業や個性が強いベンチャー企業に転職しないなら、転職面接はスーツを着るのがいいでしょう。
男性も女性も(基本的に)同じ服装になりますが、
- 黒・紺・グレーのスーツ
- 白や薄い青色のシャツ
- ベルトはカバンや靴と同色
こんなベーシックな服装なら、問題はないでしょう。
女性に関してはタイトスカートでもパンツスタイルでも、どちらでも良いと思います。
とはいえ、普段教師の仕事をしている時はパンツスタイルやロングスカートだと思うので、パンツスタイルのスーツが動きやすいかもしれませんね。
リクルートスーツや成人式のスーツは避けたほうが無難
普段スーツを着ない教師からすると、学校行事や出張などで着るためだけにスーツを用意していると思います。
例えば卒業式や入学式で着る礼服だったり、成人式の時に買ったスーツだったり。
しかしこれらのスーツは、転職面接用としては不向きです。
礼服や成人式の時のスーツが転職面接にふさわしくないというのは察しがつくと思いますが、リクルートスーツも転職面接では不向きと言われています。
どうしても未熟とか頼りないとかという印象が、ついてしまうので。

できることなら転職活動を機に、リーズナブルなスーツでもいいので、何か1着スーツを買う方がいいかもしれません。
転職後の挨拶回りや、当面の出社でも使いますからね。
教師の転職は一般的に年度末(2〜3月)に行うことが多いので、スーツ購入に冬のボーナスを使えば金銭的負担も軽減されます。
面接時の服装が自由でも、教師はスーツの方が無難かもしれない

スーツじゃなく、別記事「教師にオススメの服装」のように、教師の一般的な服装=襟付きシャツ+パンツスタイルで面接に行って問題はありません。
ただし(ただでさえ教師は民間とずれていると言われているので)
- 清潔感
- ビジネスマナー
については、押さえておきましょう。
転職面接の服装が自由だとしても、服選びで悩むならスーツの方が無難ですね。
参考:【教師の服装】ファッションに自信がない男性・女性教師必見!TPO別の着こなしとは?
普段スーツを着ない教師なら、転職活動が周囲にバレないような行動が必須
あなたが普段スーツを着て仕事をしないなら、替えの服も考えましょう。
転職活動は悪いことじゃないのでバレて問題はないのですが、転職するその日まで内密に進められるに越したことはありません。
普段スーツを着ない教師が急にスーツを着て出勤してきた場合、「何かあるのか?」と疑うのが自然な流れなので十分気をつけてください。
学校の更衣室では(転職面接の格好に)着替えにくいことが多いので、よくあるのは駅のコインロッカーに着替えを入れてトイレで着替えたり、利用している24時間営業のジムで着替えたりするパターン。
あなたが学校まで車通勤しているなら、車の中で着替えるという手もありますね。
しかしわざわざスーツを持って行くとなると手荷物が増えてしまうし、スーツにしわが寄るのも避けたいですよね。
では、転職面接でスーツを着ない(着たくない)場合、どうするのか?
できれば事前に、授業の兼ね合いで私服でしか行けないことを伝えておきましょう。
おそらく教師の経験を活かして転職活動している(面接官はあなたが教師だと知っている)ので、授業での忙しさやスーツを着ない仕事だということを知っていますから(意外と)了承してくれます。
自分で聞くのは躊躇する場合、転職エージェントを通じて相談してみるのも良いでしょう。力になってくれますよ。
転職面接では、小物や身だしなみにも気をつける
神は細部に宿るという言葉があるように、転職面接は服装だけバッチリ整えてもダメです。
小物や身だしなみについても、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
普段カバンを持たない教師でも、ビジネスバッグはあった方がいい
転職面接時、カバンは椅子の横や自身の足元(床の上)に置くことが一般的です。そのために、床においても自立するようなカバンがふさわしいでしょう。
ベターは、ビジネスバッグですね。
教師は通勤時にビジネスバッグを持つことはほとんどないと思いますので、できればリーズナブルなものでも良いので1つあると便利でしょう。
できるなら転職面接時には、黒色や濃い茶色などベルトと同じ色で合わせると締まります。
斜め掛けせずに、手に持つようにしましょうね。
教師としての習慣は捨てて、転職活動者としての身だしなみを意識する
転職面接は、学校の現場と違います。
自分がしたい格好をするのではなく、(教師としての習慣はやめて)第一印象をよくするために自己主張しすぎる身だしなみはやめましょう。
小学校や幼児教育の教師(特に女性)に多いですが、明るすぎる髪色もできれば避けたいです。
転職面接の前や転職活動中は、落ち着いたトーンに染め直してもいいですね。
さらに、女性のロングヘアーや男性で前髪が長い場合、顔まわりの髪の毛は気をつけましょう。
髪の毛周り以外だと、以下の項目をチェックしておきたいです。
転職面接の前日にでもチェックしておくと、当日焦らずにすみますよ。
- 爪切りをしておく(女性のマニキュアは、控えめなものにする)
- 耳掃除をしておく
- 鼻毛のチェック
- アクセサリー類は、結婚指輪や時計くらいにしておく
- 靴は簡単に磨いておく(拭いておく)
- ストッキングや靴下の破れをチェックしておく
転職面接で、元教師が気をつけるべき服装のポイント|まとめ
転職面接で気をつけたいポイントは以下の通りです。
- 普段はカジュアルな服装の教師でも、転職面接ではスーツを着る方がよい。
- リクルートスーツは避ける。
- ビジネスバッグはあった方がよい。
- 身だしなみにも十分気をつける。
- 普段と違う服装ならば、職場の服も必要
転職面接は、あなたの第一印象を決める場所でもあります。
履歴書や職務経歴書だけではわからない、あなたの雰囲気を感じて「一緒に働けるかどうか?」を決められる。
ぜひ、相手に失礼のない格好か(面接にふさわしい格好か)どうか、しっかりと確認しておきましょう。
参考:面接対策や転職にも役に立つ!ベストな教師の自己紹介とは?