教師しかしてこなかった人にとって、民間で働くことは不安ばかり。
授業や人を育てることには自身があっても、その能力が一般企業で役に立つのかわからないものです。
そこでこの記事では、教師からの転職で塾講師や家庭教師についで多い営業職に転職したとして、教師の経験は営業で活かせるのかどうかをお話ししていきます。
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目次
営業に必要とされる能力とは?
営業職にかかわらずどんな職種でも欠かせない能力の一つとなっていますが、営業職にコミュニケーション能力は必須です。
特に営業職ともなればその会社の商品やサービスを相手に売り込むわけですから、十分なコミュニケーションが取れないと厳しいかもしれません。

こんな風に思ってしまう教師も多いと聞きました。
果たして、そうでしょうか?
コミュニケーション能力とは何かを、具体的にみていきましょう。
聞く力(ヒアリング能力)
営業職の仕事は、その会社の商品やサービスを売ることです。
お客に対して不要なものを売りつけることはできないし、そもそもそんな押し売りのような商品やサービスは誰も見向きもしないでしょう。
商品を売るためのテクニックはいくつもあると思います。
- 付加価値をつける
- 希少性を高める
- 唯一性を武器にする
など、とりあえず挙げてみましたがキリがありません。
しかし上記のテクニックがあったとしても、そもそもお客がその商品やサービスを必要としていない(見込み客ですらない)状況ならば、梨の礫というものです。
まず営業に必要な能力は、聞く力(ヒアリング力)と言われています。
相手(お客や企業)にはどんなニーズがあって、どんな問題やトラブルを抱えているのか。
相手の話を聞いて状況を整理し、的確なアドバイスをして、その問題を解決できる商品を案内していくのが営業職の仕事です。
そう!
嫌というほどこなしてきている、三者面談や日々の生徒相談に近いのです。
問題に直面した際、問題箇所や課題をあぶりだし改善するための提案までおこなっている教師にとって、聞く力は日々の業務で培っています。
営業職は、「とりあえず売ってこい!」とか「売ったら売りっぱなしで良い。」ではないのです。
顧客を満足させるには、まず聞くことから始まるため聞く力(ヒアリング力)はもっとも大事だと言われています。
日々の生徒同士のトラブル対応とか、保護者の要望を解消してきている教師にとっては、自然と聞く力が身についています。
トラブルへの対応能力
営業の仕事の大きな役割の一つに、トラブルが発生した場合の対応があります。
この世の中に絶対というものは無いので、想定外のトラブルが起こったりクレームをもらったりすることは必ずあります。
そんな時、トラブルの対応にあたるのは営業職の仕事です。
しかしこれも安心してください。
教師は毎日の業務内で、トラブル対応能力について鍛えまくっています。
教育現場では毎日想定外のことが起きます。
よほど賢く立ち回らない限り、自分の思い通りに仕事がすすむことはありません。
そんな毎日の繰り返しで、トラブルが起きた時
- まず何を抑えておくべきか(原因を取っ払う)
- 次に誰にどこまで連絡をするのか(報連相)
- 解決までの見通し
- 相手の心と体のケア
このあたりを意識しているはずです。
これに民間では損害や補償もあわせて考えなくてはいけないので、教師の経験がそのまま横流しできるというわけではありません。
しかし、少なくとも教師のトラブルシューティングの能力は、営業職でこそ発揮されるはずです。
教師から営業職に転職して役立つスキル
次に個人的な経験を通して、教師の経験が役に立ったなぁと思うテクニックの部分について触れていきます。
要するに、教師から営業職に転職する上で役立ったスキルについてです。
雑談スキルや会話を構成するテクニック
私がもっとも役に立ったと思うスキルが、雑談スキルと会話を構成するテクニックです。
そんな大層なものでは無いのですが、教師をしていると会話の引き出しの多さには気を使いますよね?
授業準備や日々の授業で培った雑談レベルの雑学が、意外と営業で役に立つことが多かったです。
もちろん、お客さんによっては子育て世代の場合も多いので「教師やってたんですけど…」と切り出してみると、意外と本音が引き出せたり子育て相談も始まったりして話が盛り上がった経験もあります。
雑談スキルと同様に、会話を組み立てるスキルも役に立ちました。
聞く力に似ているのですが
- 導入
- 本論
- まとめ
みたいな日々の授業と同じような構成で話すこともあったし、大事なポイントだけを整理して(授業で配るプリントみたいな)用紙にまとめて端的に説明することもありました。
でも逆に、反復して話してしまう癖は、抜けなくて苦労しました。
生徒は話を聞かないことを肌で感じているので、ついつい大事なことは何度も繰り返しちゃうんですよね。
でもこれには注意が必要でした。
総合的に考えれば、教師時代に培った会話のスキルはそのまま営業でも活かされることが多かったように思います。
本を読む
教師から営業職というように、異業種に転職したという背景もあって本は結構読みました。
教師はビジネスマナーを習いません。(習ったっけな?)
ちゃんとした接遇研修も受けずに一人前認定されるので、そういった一般の社会人なら知っていて当然な知識やノウハウは本で得ました。
教師は日々教材研究のためや教養を高めるために読書をしていることが多いと思うので、読書が苦にならないという性格はありがたかったです。
教師時代に読んで面白かった本はこちらにまとめています。
>>【2021年版】教師にオススメなアイテム20選!あったら便利なモノ、集めました。
さっきの雑談力を鍛えるという意味で面白かったのはこちらです。
伝える努力を惜しまない
教師って、伝わるまで何度も教える場面が多いはずです。
何度やってもダメな生徒、1を聞いて1も伝わらない生徒。
そんな生徒たちに根負けせずに伝えてきた自負がありました。
今思えば、他の営業職の人たちに比べて忍耐力が高かったのかもしれません。
- 物事がきちんと伝わっていないな
- さっきも言ったのにな
って時でも、根気強く伝えることができたのは教師の経験が活きたかな?と思います。
教師から営業職に転職するためのコツ|まとめ
教師の経験が営業職に活かせたと思う内容について、まとめます。
- コミュニケーション能力
- 聞く力(ヒアリング能力)
- トラブル対応能力
- 雑談スキル
- 読書する習慣
- 伝える努力
一人ではどんな職種に向いているのか、どのように転職活動をすすめていけばいいのかわからないものです。
教師の転職活動は孤独になりがちなので、不安に感じるならば教師からの転職も多く扱っている専門のプロの力を頼ってみると失敗が少なくて良いと思います。
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大手ならではの安心感で、特に転職を意識する20代後半から30代からの支持が高いです。
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この記事があなたの転職活動の一助になれば幸いです。